最近、日本でも死海のバスソルトやミネラルを使ったコスメをよく見かけるようになりました。
デパートやショッピングモールでもお店が出ていたりします。
今回は死海の塩を使ったイスラエルのブランドを3つ紹介します。
どれも、アメリカやヨーロッパ、そして日本でも見ることができるインターナショナルなブランドです。
様々なコスメや新しい物好きな方、死海関連の商品を探している方はチェックしてみてください。
参考になれば幸いです。
- 死海がどんなところか知りたい方
- 死海のミネラルを使ったコスメブランドを知りたい方
死海ってどこにあるどんな場所?
中東のイスラエル・パレスチナ・ヨルダン*にまたがる湖です。
*死海がどこの国のものかはここには書ききれませんので別記事で解説します。
湖といっても、塩分がとてつもなく多い塩湖です。
海は3%、死海は30%と、10倍の塩分濃度です。
この厳しい環境のため、一部の微生物をのぞいて魚も住めないほどです。
![tourists floating in the dead sea](https://one-middleeast.com/wp-content/uploads/2022/02/2014-05-19-15.33.14-1024x768.jpg)
塩分が多すぎるので、顔を付けて泳ぐのは禁止。
ライフセーバーがおり、泳ぐと怒られます。切り傷がある方はやめておきましょう。拷問です。
死海は地球で一番標高が低いことでも有名。海抜マイナス430mです。
聖書にも登場する、「ソドムとゴモラの街」が湖底に沈んでいると言い伝えがあります。
お試しあれ!死海のミネラルを使ったイスラエルのブランドを紹介
死海を紹介したところで、早速イスラエル発のブランドを3つご紹介します。
気になったものはぜひ試してみたくださいね。
SABON
死海コスメの中でもポピュラーなのがSABON。
ヘブライ語で「石鹸」を意味するブランド名です。
1997年にテルアビブにオープンしてから、今では日本中に50店舗以上を展開するまでになっています。
創業者はシガール・コトラー・レヴィ (Sigal Kotler-Levi)とアヴィ・ピアトク(Avi Piatok)の2人です。落ち着いたベージュ・ブラウンがブランドカラーです。
2016年にはフランスのビューティーケアブランド「イブ・ロシェ」が株式買収を発表しています。
それでも製品の製造はイスラエル国内で行われています。
ラインナップも豊富で、バスソルトからハンドクリーム、ボディクリームまで種類も価格帯も様々。
気軽に買えるのがありがたいです。
自分用にも、プレゼント用にもぴったりのブランドです。喜ばれること間違いなしです。
公式ウェブサイト上ではこんなにたくさんのカテゴリーがあります。
- バス&ボディケア
- フェイスケア
- ハンドケア
- ヘアケア
- フレグランス
- ホーム
コスメ製品はもちろんのこと、商品デザインや店舗の体験設計にもこだわりがあります。
ボトルのデザインやカラーひとつとっても、見ているだけでも楽しくなるものばかり。
かわいらしいのに、アンティークのようなエレガントさもあるデザインに惹かれます。
こだわりは店内にも。ウォータースタンドにはエルサレムストーンと呼ばれる高級感ある石をつかっています。一度、店舗に行かれたなら目にした方も多いはず。
![old city of jerusalem and jerusalem stone](https://one-middleeast.com/wp-content/uploads/2022/02/DSC_0266-1024x683.jpg)
LALINE
SABONとセットで外せないのが、日本でも知名度を上げてきているLaline (ラリン)。
こちらもイスラエル発祥のコスメブランドです。
SABONの開業から2年後の、1999年に始まりました。
現在は日本に40店舗近くあり、表参道店はアジア1号店です。
創業者はメラヴ・コーエン(Merav Cohen)とレヴィタル・レヴィ(Revital Levi)です。
ちなみに2人はいとこです。
SABONと比べるとよりかわいらしいデザインが多めな気がします。
死海のミネラルや自然の原料にこだわっており、香りやラインナップも豊富です。
まぶしい白がブランドカラーです。店舗も白で統一感があり、明るい気分になれます。
Lalineのストーリーをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
Finding success with sensual soaps and scrubs
AHAVA
次はAHAVAです。
AHAVAはヘブライ語で「愛」を意味します。
元祖、死海のコスメブランドといっても過言ではありません。
創業者は死海の泥を持ち帰る観光客の女性たちをみて、ブランドの立ち上げを思いついたといいます。
日本に店舗がないため、SABONやLALINEほどの知名度はないかもしれませんが、世界的には広く知られたコスメブランドです。
死海の泥パックや、リンクルクリーム、ヒアルロン酸など本格的なスキンケアのラインナップが揃います。大人の女性向けで、高級感が漂います。
![ahava screenshot on amazon website](https://one-middleeast.com/wp-content/uploads/2022/02/image-5-1024x512.png)
イスラエルの空港免税店でも必ず見かける死海コスメ定番中の定番です。
日本には店舗はありませんが、Amazonや楽天で商品を購入できます。
死海のすぐそば、ミツペーシャレームという場所に工場があります。
この工場の場所をめぐっては賛否両論が出ていますが、この件については別の記事で解説します。
色々なブランドを試して自分にあったコスメを!
今回はイスラエル発のブランドを取り上げてみました。
他にもロクシタンやJohn Mastersなど、イスラエル以外のブランドと使い分けてみてはいかがでしょうか。