テルアビブにあるイスラエル初代首相ダビド・ベングリオンの家に行ってきた

こんにちは。ファラフェルトーキョーです。
テルアビブにある、イスラエル初代首相ダビド・ベングリオンが暮らした家に行ってきました。

ここは一般開放されていて、しかも無料で見学できます。
テルアビブに観光や出張に行くことがあれば散歩がてら足をのばしてみてください。

テルアビブのビーチ近く、住宅街に佇むベングリオンが暮らした家

イスラエル初代首相のダビド・ベングリオン (David Ben-Gurion)が1931年から1953年まで暮らした家がテルアビブにあります。

このほかにも、ベングリオンはイスラエル南部のネゲブ砂漠と、エルサレムのレハビア地区にも住んでいました。今回行ってきたテルアビブの家は、ビーチから歩いて10分程度のところにあります。

たまたま宿泊していたシェラトン・テルアビブから徒歩10分の距離でした。
宿泊レビューはこちらをどうぞ。

マリオットボンヴォイをフル活用してシェラトン・テルアビブに宿泊してきた【ホテルレビュー】

首相の家ということでさぞかし豪華で、厳重な警備かと思ったら拍子抜けするほど普通でした。普通に近所の車が停まってますね。住宅街に溶け込んでいます。

近づいてもあまり初代首相の家とは思えません。

看板をみてようやくここがベングリオンの家だとわかります。

無料で見学可能。手荷物はセキュリティルームに預けて見学しよう

ベングリオンは後年、自身の死後は家を一般に公開するよう言い残しました。
その願いを守り、見学できるようになっています。

小さな警備室に、フレンドリーなおじいさんが番をしているだけの、いたって平和な受付です。
盗難防止のため、手荷物は持ち込めません。入る前に警備室に預けます。

開館時間は下記の通り。

一時間あれば十分見て回れます。
コロナのせいかもしれませんが、人も多くなくゆったり見て回ることができました。

ベングリオンの家は以外にも質素な暮らしぶり

外から見た家もそうでしたが、首相が住んだとは思えないシンプルさです。
シンプルながらも、センスの良さを感じます。

ダイニングテーブルやスプーンなどの食器類にも年季が入っています。

ベングリオンが生きていた当時の新聞も展示されていました。
日付けは1958年4月23日。貴重です。

驚くべきはキッチンのシンプルさ。
ミニマリストもびっくりの殺風景なキッチンです。
必要最低限の家具しかありません。シンプルな暮らしが伺えます。

品格あるゲストルームや豪華な贈り物の展示

さすがは首相が暮らした家、豪華なゲストルームや書斎もありました。
おそらくここで要人をもてなしたのでしょう。ここで当時どのような会話がされたのか気になります。

カラフルながらも落ち着いた色味のチェアや絨毯で、シックな印象です。
泊まってみたいです。暖炉もありました。

家の一画にはベングリオンの当時の写真や、世界各国から送られた品々が展示されていました。
歴史や当時の様子に興味がある人には面白いかもしれません。

こちらはエルサレム市から送られたメダルです。

二階の図書館は圧巻。とんでもない本の数

最大の衝撃は、2階の図書館でした。一面、本の山。
まさに図書館とよぶにふさわしい、蔵書数です。

やはり首相ともなるとこれくらいは本を読むのでしょうか。
ジャンルも様々、科学から歴史、宇宙、宗教、哲学までありとあらゆる本が揃います。

掛け布団がないのは展示だからでしょうか。
いくら中東イスラエルといえど、冬場は日本と同じように冷え込みます。
寒くないのか心配になりました。

家の中で、カーテンやベッドカバーがかわいらしいデザインの部屋がありました。
そしてなんとそこには日本人形が..

恐らく日本から送られたものですが、ベングリオンの家で見るとは思いませんでした。

テルアビブには見どころがたくさんあります。
もし近くに来ることがあればぜひベングリオンの家にも立ち寄ってみてください。
次は、ネゲブ砂漠の家にも行ってみたいと思います。