こんにちは。
ファラフェルトーキョーです。
2021年末に一度、イスラエル入国を試みましたが、オミクロン株の感染拡大であえなく失敗しました。オミクロン株にくし。筆者がオミクロンに屈した話はよかったらこちらからのぞいてみてください。
コロナ禍にイスラエル入国に失敗した実体験談と入国申請方法の解説
その後、2022年に入り幸運にもイスラエルに入国できました。
その時の体験も記事にしてますのでもしよかったら失敗談とあわせてご覧ください。
コロナ禍のイスラエル入国に成功したので入国方法を解説
突然ですが、今後イスラエルに関連するニュースのまとめを定期的に発信する予定です。
なぜか?イスラエルの現地ニュースは日本語だと見つけにくいからです。
Yahooニュースなど大手のサイトでも多少はありますが、世界のニュースに埋もれがちで、イスラエルについて詳しく知りたい人には物足りない内容になってしまいます。
このブログでイスラエル現地のニュースをまとめて発信することで、お役にたてればと思います。
- イスラエルに多少興味はあるけど、自分でリサーチするほどでもない
- 現地の状況がよくわからない
- 英語やヘブライ語がわからず、で現地の情報をとるのが大変
短時間でサッとニュースをつかめる内容を目指しています。
注意事項として、掲載する記事は筆者の完全な独断と偏見で選んでいます。
また、記事は基本的に英語を対象にしています。
当然ながら、一番正確な情報は各ニュースメディアから直接仕入れることですので、気になるニュースはご自身でもググることをおススメします。
ピックアップ:コロナ関連のニュース3つ
今回のラインナップはこちら。
コロナ関連のニュースをメインに取り上げたいと思います。
トピック | 記事名 | メディア名 | 配信日 |
外国人の入国停止措置期限の延長について | Government extends tourist entry ban for additional week | THE TIMES OF ISRAEL | 2021/12/15 |
ユダヤ人グループの入国許可に対する批判 | Israel rejects Christians’ accusation of ‘racist’ bias in granting entry exemptions | THE TIMES OF ISRAEL | 2021/12/16 |
ショッピングモール入店時のグリーンパス提示義務について | Mall entry in Israel to require COVID-19 Green Pass starting Friday | THE JERUSALEM POST | 2021/12/15 |
それぞれ見ていきましょう。
外国人のイスラエルへの入国停止措置期限の延長について
まずはこの記事の要約から。
- 外国人によるイスラエルへの入国停止期間が、少なくとも12月29日まで延長される
- 11月末に施行した入国停止措置は2週間の予定だったが、延長された
- 結婚式や出産を予定する外国人は、入国申請できるが、必ず入国できるわけではない
入国を心待ちにしていた方にとっては残念なニュースですね。
これまでの経緯を簡単におさらいすると、オミクロン株の出現で、イスラエル政府は11月29日から12月13日までの2週間、外国人の入国を原則として禁止する方針を出していました。
その後、状況は好転せず、政府はさらに12月20日まで、入国禁止期間を1週間延長する方針を発表していました。
今回が2度目の入国禁止期間の延長となり、航空・旅行業界をはじめとする経済への打撃は避けられない状況です。世界中のユダヤ人団体やイスラエル国内からも批判が出ているようです。
状況次第では、さらなる延長の可能性もあり、渡航の予定は相当立てづらいのが現状です。しばらくはおとなしく様子を見るしかなさそうです。
イスラエル政府は、水際対策をかなり厳しく行っていることが伺えます。良いか悪いかは別として、国内でまた感染爆発するようなことは是が非でも避けたく、多少強硬な手段でも感染の広がりを防ぎたいと見えます。
筆者の希望的観測では、年明け1-2月頃には外国人の受け入れを再開するのではとみていいますが、入国規制については、このブログでも引き続き続報を共有したいと思います。
ユダヤ人グループの入国許可に対する批判について
次はこの記事。
- 外国人の入国停止措置のさなか、あるユダヤ人団体の入国が例外的に許可された
- これに対して、キリスト教団体はユダヤ人団体だけが入国できるのは差別だと抗議
- キリスト教徒にとっての聖地・ベツレヘムも旅行者が少なく、打撃を受けている
- イスラエル外務省はこの批判を事実無根であるとして否定。このようなコメントをしないよう警告した
難しい問題ですね。
イスラエルが実際にユダヤ人団体を特別扱いしたかどうかは神のみぞしるところですが、この手の話題では公平性が必ず問題になります。
イスラエルに様々な理由で入国したい人はたくさんおり (筆者もその一人です)、出来る限り納得感のある対応が求められるところです。
まあ、イスラエルはユダヤ人国家という大前提があるので、ユダヤ人を優先することに特に驚きは感じませんが。
ショッピングモール入店時のグリーンパス提示義務について
最後にこの記事。
- 12月17日(金)から、ワクチン接種が完了しているか、過去6か月間にコロナに感染して回復している場合のみショッピングセンターに入店できるルールが施行される
- ショッピングセンターの入口で、来店者はグリーンパス (証明書)の提示が求められる
- 許可された人は来店中にブレスレットを身に付ける
- オミクロンは感染力やワクチンへの抵抗力がデルタ株よりも強く、イスラエル保健省は警戒を強めている
- 現在、イスラエルでは89件のオミクロン感染が報告されており、ワクチン接種をしていない人は接種済みの人に比べて約3倍感染しやすい
- コロナの感染者・死亡者数自体は減少している
外国人だけに厳しいかと思ったら、自国民にもこの徹底ぶりです。
ワクチン接種しないとイオンやららぽーとに入れなくなると思うとなかなか厳しいですね。
もっとも、2020年にコロナが大流行した際、イスラエルはロックダウンをしているので目新しい話ではありません。国の方針をゆだねられている首相ナフタリ・ベネットらは、感染拡大防止と経済活動保護の板挟みになっている事と思います。
難しい舵取りが求められますが、感染が長引くよりも、このタイミングで抑え込んだ方がよいという判断なのかもしれません。クリスマス・年末年始で人の移動も増えることですしね。
終わりに
随時イスラエル発のニュースをお届けする予定です。
乞うご期待ください。