【初心者向け】これでOK!イスラエル旅行での注意点・行くべき場所

spices on sale in the old city of Jerusalem TRAVEL
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最近、ワクチンやテクノロジー関連で耳にすることも増えてきたイスラエル。「ちらほら聞くけど、治安は大丈夫?」「欧米に比べるとハードルが高そう..。」こう感じる方もいるかもしれません。

日本ではまだそこまで知られていないものの、実は海外だとかなりの観光地として認知されています。「行ってみたいけれど不安..。」「どこから始めればいいかわからない..。」そんな方向けに全体像がさっとつかめる内容にまとめてみました。

配偶者がイスラエル国籍ということもあり、コロナ以前は基本的に毎年イスラエルに渡航していたので、その経験をみなさんにシェアできればと思います。

そもそも、イスラエル以前に、中東に抵抗がある方は、よかったらこちらもあわせてどうぞ。

イスラエルの全体的な状況を俯瞰

まずはざっくりイスラエルの全体像を、7つの切り口から見たいと思います。
もうご存知の方はさらっと読み飛ばしてくださいね。

治安

日本の外務省の海外安全ホームページによると、イスラエルはガザ地区・レバノン国境を除いては、「レベル1:十分注意」のカテゴリになっています。

エジプトのカイロや、トルコの一部地区と同じ状況です。ですので、最低限旅行する際に気を付ける点を押さえれば、渡航は十分に可能です。

ただ、「そうはいっても不安?」「本当に大丈夫なの?」と思われる方、いるかもしれません。
念には念をということで、いくつかできることを紹介しますので心がけてみてください。
どれも旅行するときの基本から、イスラエル特有のポイントまであげてみました。

  • イスラエル・パレスチナの国境周辺には行かない
  • イスラエル・レバノンの国境周辺には行かない
  • ガザ地区およびイスラエル南部の都市には近づかない
  • バス・電車・バーなどの人混みに長時間滞在しない
  • 夜遅くに出歩かない
  • 一人旅よりも、友人たちと複数人で渡航する
  • 日常会話レベルでも、英語が話せる・もしくは理解できること

私自身、2014年に初めてイスラエルを訪れて以来、ほぼ毎年渡航してきましたが、身の危険を感じることもなく滞在できています。

ヨーロッパやアメリカからも、毎年多くの観光客が訪れていますので、心配しすぎることはないと思います。

治安についてより詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。

言語:ヘブライ語・アラビア語・英語がメインの言語

公用語はヘブライ語、アラビア語、英語です。でも、ヘブライ語もアラビア語も分からない方でも大丈夫。日常会話程度の英語ができれば問題なく旅行できます。イスラエル人の大多数が英語で全く問題なくコミュニケーションが取れます。

加えて、イスラエルは世界中からの移民が多く住んでいるので、ロシア語や英語ネイティブも多数います。バイリンガルがデフォルト、人によってはトリリンガル、クワドリンガルもざらです。

宗教:ユダヤ・キリスト・イスラムの3つがメイン

主な宗教は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3つです。
イスラエルはユダヤ人が建てた国なので、当然ながら多くの方がユダヤ教徒になります。

それ以外にも、ドルーズやバハーイーなど、珍しい宗教の方も少数ながらいます。

首都:テルアビブとエルサレム?

首都がどこかは歴史的な経緯もあり、意見が分かれるところです。
少なくとも、日本国はテルアビブを首都としています。(日本大使館もテルアビブにあります)。

他の国々についても、テルアビブを首都と認識する国が多いようです。
エルサレムが首都という意見もありますが、ここについてはイスラエル・パレスチナ双方が領有権を主張しているので、明確にどちらのものとは決まっていません。

物価:日本よりもお高め

シェケル (₪)という通貨を使っています。耳慣れない名前ですよね。
1シェケル = 34円程度で、コーラ1本が大体6-7シェケル程度しますので日本円にして210-230円程度になります。意外なことに、物価は日本よりも高めです。

イスラエル新シェケル - 日本円の為替情報
引用元:Google

時差:日本の – 7時間

日本から – 7時間の時差です。イスラエルの朝9時は、日本の午後4時が目途になります。
ヨーロッパやアメリカに比べると、時差は少ない方ですね。

イスラエルからリモートでワーケーションをするのが、筆者の密かな野望です。

気候:温暖でからっとしているが冬もある

地中海に面しているので、年間を通して比較的暖かい時期が多いです。
3月から10月くらいまでは25-35℃程度になりますが、湿気が少なく、肌がべたつく感じがないのでとても過ごしやすいです。

また、場所によっても少し異なり、テルアビブなどの海に近いまちは暖かいのですが、エルサレムなどの内陸は朝晩の気温差がとても大きく、砂漠に近い気候です。

11月から2月までは日本と同じように秋・冬があります。
気温も10℃程度まで下がりますので、冬に行かれる方は長袖やジャケットをお忘れなく。

コロナの状況

2021年9月現在、いまだコロナが猛威をふるっています。
イスラエルも例外ではなく、かなり入出国の規制が厳しくなっています。

旅行での渡航は厳しいのが現状です。
イスラエル大使館の情報によると、一部の方しか受け入れていないようです。

下記、一例まで。

  • イスラエル国籍を持つ親の子供
  • イスラエル国籍もしくはイスラエル永住権を持つ配偶者のいる外国人
  • イスラエル国内に住むイスラエル人・永住者もしくは外国人の結婚式への参加
  • イスラエル国内に居住する孫を訪問する外国籍の祖父母
  • イスラエル国籍もしくはイスラエル永住権を持つ配偶者のいる外国人
  • 未成年のイスラエル国籍を持つ子供の親(外国籍)
  • 葬式への参加

世界に先駆けて、イスラエルでは3回目のワクチン接種を開始したものの、デルタ株の流行によって、2021年7月以降、感染者・重症者が増えている状況です。

少しずつ落ち着いてはきているようですが、当面は、状況を注視することになりそうです。

イスラエルにおけるコロナウイルスの感染者数
引用元:Googleニュース

イスラエルのコロナやワクチン接種の状況をより詳しく知りたい人はこちらもどうぞ。

初めていくならここ!押さえるべきスポット

どこに行くべきかわからないという方は、とりあえずこちらを押さえればOKです。
メインの都市をカバーすれば十分に楽しめます。1週間だと慌ただしくなるので、1.5 – 2週間は見ておいた方が安心です。

テルアビブ | Tel Aviv

イスラエル最大の都市です。
経済、娯楽の中心地で、ビーチ・高層ビル・ショッピング・レストランなど見所には事欠きません。

テルアビブのハヤルコンストリートの街並みとIsrotel Tower

エルサレム | Jerusalem

中東といえば、の景色が見られるエルサレム。
歴史的な街並み、教会の音色、中東のエネルギーを感じて下さい。

エルサレム旧市街の岩のドームと嘆きの壁を見下ろす

ハイファ | Haifa

イスラエル北部にある港街です。のんびりした雰囲気で、ユダヤ人・アラブ人が共存する街です。

イスラエル・ハイファにあるバハーイー庭園から見下ろすハイファの街並みと地中海

ナザレ | Nazareth

イエス・キリストが幼少期を過ごしたことでも有名な街です。中東で一番大きなカトリック教会があります。アラブ人が多く住んでいる街です。アラブのホスピタリティに感動すること間違いなしです。

イスラエル北部ナザレにある受胎告知教会とヤシの木

ティベリアス | Tiberius

こちらもイエス・キリストにゆかりのあるガリラヤ湖を擁する街です。
町としては小ぢんまりとしていて、いたるところに古代ローマ時代の遺跡が残っています。

イスラエル北部ガリラヤ地方にあるガリラヤ湖畔

おわりに

イスラエルに行くイメージが少しでもお持ちいただけると幸いです。

コロナの渡航規制や安全面で気になる点あるかもしれませんが、今後も皆様の役に立つ情報を発信していきますのでお楽しみに。それでは!

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